今週から第2学期が始まりました。11、12年生は全員が通常通り教室での学習、7から10年生まではonline learningですが、1/5ほどの登校した子どもたちが教室でonline learningをしています。すべてが同時配信の学習ではありませんが、子どもたちも先生方もスクリーンを見続けることの疲労感や消耗度を実体験したことから、ひとこまを10分減らしました。
数日前の記事に「Zoom 疲れ」をおこさないようにする手立てがありました。時間を減らして休憩するというのもその一つにあがっていますが、冷静に考えれば当然のことでしょう。 当然といえば、私たちの学校も当然のように通常の時間割で1日を運営しています。学習内容 curriculumも当然のように年度始めに決めたものを継続しています。 質問です。
Harvard Project Zeroに携わったDavid Perkins教授が、深い学習を導かないような(浅い)単元の扱いはどうすれば良いのかという質問を受けて、次のように答えています。 “Don’t take the topic out. Expand it! Many topics are thin only because they are thinly treated, but one can greatly increase their reach by looking for big generalisations and making connections to other areas.” 学習内容の精選と改善という作業は、おそらく多くの先生方が未経験の分野だと思いますが、COVID19の置き土産として試す価値があると思います。教師主導の授業を続けて互いが「Zoom 疲れ」の悪循環に陥るのではなく、創造的で深い学習活動を子どもたちも先生方も体験する絶好の機会でしょう。 久しぶりに学校に戻ってきた子どもたちと話していると、いろいろおもしろいことを伝えてきます。たとえば、たくさんの子どもたちが「もう絶対に学校の悪口は言わない。」「学校に行きたくないなんて言わない。」と話していました。そして興味深いことに、自宅学習でもよい7-10年生の中であえて登校してきた子どもたちは、どちらかというとやんちゃな連中でした。
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Author萩原 伸郎 Archives
12月 2024
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