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Why

8/3/2020

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課題解決学習 (Challenge Based Learning) をやり終えた東京の高校2年生の生徒さん方の振り返りが送られてきました。通常の教科とは異なるこの学習機会を意欲的に受けとめることから始まって様々な壁に直面しながらも考えて行動することを続け、一人ひとりが達成感を手にした様子と感動が伝わってきました。

  • 自分たちで話し合ったり、ネットや本で調べることも大事だが、実際に行動し、外部からの情報を得ることがとても重要であると実感した。また、解決策をすぐ考えるのではなく、テーマについてまずは深めることが重要だと気がついた。結果ではなくプロセスを重視するようになったと思う。
  • 問題に対する自分の考えが、一方的であったり間違っていたりしたので、本質が何かを探ることが大切だと思うようになった。また、今回はあえていつも一緒にいない人と組むことでアイディアが広がると思ったが、違った考えを理解することは難しいと感じた。会話はあまり得意ではないけれど、対話はとても楽しくて自分がのめり込んでいて、自分は対話が好きなんだと気づいた。
  • 今まで身近な問題は簡単に解決できる、もしくは解決するということさえ考えていなかった全て受け身の生活だったけど、どんなことにも誰かが抱えている問題があって、考えることによって少しでも意識や日常が変わるんだなと思った。

それぞれの経験から学んだことが述べられていく中で、課題解決学習の存在理由Whyが明確になっています。

質問です。
  1. 学年が上がるにつれて教科の領域内にとどまり系統学習を続ける傾向が強いのはなぜでしょうか。
  2. 子どもたちの学習が、社会との関連性を持たずに、教科内の知識を獲得し技能を身につけることだけに集中することの問題点は何でしょうか。

学習活動の振り返りは子どもたちのMeta-cognitionを育てるのに有効なだけでなく、私たちの立てた学習計画、内容、教材、評価、学習環境などのすべてを分析し改善するための大切な資料になります。私たちの学校でもSemester末に子どもたちにCBLの振り返りをしてもらいます。質問に一捻りして子どもたちの本心を探ります。

いつも回答が一番気になる質問は「CBLを来年以降の9年生に勧めますか。それはなぜですか。」です。昨年の前期には85%、後期は88%の子どもたちがYesと回答してその理由を述べてきました。子どもたちの支持を受けることなしには存在理由Whyを主張できないと考えています。
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    萩原   伸郎

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