土曜日の夕方、学校の近くにある学生寮に立ち寄りました。先週入寮した9年生がラウンジでひとりでゲームをしていました。
今日初めて自分で洗濯をしたこと、パンが好きなので夜ご飯に食べるパンを用意したこと、部屋にはラーメンが蓄えてあること、自分の生活に責任を持たなければならないこと、寮の先輩たちがみな優しいので生活が楽しいことなどいろいろ教えてくれました。 寮に入らなければ身につける機会がなかった習慣だったと本人も言うように、私たちは環境や状況が変わるたびにこれまでのやり方を自然に変えていきます。 質問です。
そういうことをぼんやりと考えている時にVintage innovationという考え方に触れました。最新の技術、機器、理論が革新を生むという画一的なとらえ方だけでなく、従来の道具、方法も並行して考え、その両方の接点で革新的な成果をねらうというものです。 その際に次の質問を窓口に考えてみることが提案されています。
当たり前と言えばその通りなのですが、technologyを軸として革新度を測る風潮やtechnologyを活用することが革新の手段ではなく目的化している現状、technology biasをなくす視点であると感じました。 “(Innovation is) the process of putting original ideas into practice. Innovation may focus on any aspect of an organisation’s work: on the introduction of new products, of new services or new systems. Innovation may be the aims, but the process of getting to it has to begin with imagination and creativity.” Ken Robinson (2011) Out of the Minds 「Innovationが目的であっても、それを実現するためのプロセスは、想像力と創造力から始めなければなりません。」
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Author萩原 伸郎 Archives
8月 2024
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