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Teachers become learners of their own teaching

30/1/2019

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​Australiaの新学年がもうすぐ始まります。はじめてPrimary schoolやHigh schoolに入学する子どもたちや保護者の喜びと期待、不安と緊張が最も大きくなる頃でしょう。ひとつ上の学年に進学する子どもたちも同じような感情を持って初登校までの日を数えているかもしれません。

Dyslexia の子どもを持つお母さんから長めのmailが日曜日の午後に届きました。新学期からの教科の担任に一言伝えておきたいと思われたのでしょう。特徴的な症状の解説や対処法の説明の中からお母さんの気持ちが伝わってきましたが、同時に、学校という場所は未だに集団をひとまとめにして、一人ひとりの違いに対応する場所にはなっていないのかもしれないということを感じました。

質問です。
  1. 教師や学校は一人ひとりの子どもたちの知的・精神的成長度や様々な知性、性格や好みを正確に把握しているでしょうか。そのための仕組みを設けているでしょうか。
  2. 一人ひとりの違いを認め、尊重し、その違いにぴったり合う内容や方法を準備しているでしょうか。   
  3. 教師や学校、教育行政の都合や効率で学習の主体であるべき子どもたちを置き去りにしている事例はないでしょうか。

植物を種や苗から育てるとき、人間は誰に教えられたわけでもなく生まれたての生命に丁寧に優しく向かい合います。そういう本能的な感性の働きを学校でも発揮し続けたいと思います。

さて、学校には1年を単位に明確な区切りがあり、そこにかかわる人々はみな新しいページを開くような感動を味わうことができる場所だと思います。毎年新しい出発点に新鮮な心持ちで立つことができる教職に就いている幸せを感じます。

幸せを感じているだけではありません。気持ちを引き締めてこの1年間取り組みたい目標も考えています。そんな時John Hattieの言葉が頭に浮かんできます。

“…the greatest effects on student learning occur when teachers become learners of their own teaching, and when students become their own teachers. When students become their own teachers, they exhibit the self-regulatory attributes that seem most desirable for learners (self-monitoring, self-evaluation, self-assessment, self-teaching). Thus, it is visible teaching and learning by teachers and students that makes the difference.”

一人ひとりの子どもたちの知的好奇心や創造力、批判的思考力を存分に引き出して深い学習を導きたいと思います。そして子どもたちが充実した時間を過ごしたと実感し各自が納得できるような学習成果と成就感を手に持たせてあげたいと思います。
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    萩原   伸郎

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