学校説明会でお父さん、お母さん、小学5年生の娘さんの3人家族が向かいに座りました。私が質問に答えるたびに、このお父さんは長女は学年で上位の成績であること、けれども隣にいる次女は下位であるという主旨のことを表現を替えて言い続けました。
お父さんはいつもこのようなことを姉妹の前で言っているのでしょうか。この女の子の二重の目が、お父さんのむごい発言に対して感情を出さずに、私をじっと見つめています。 私ができることは、この子の目をしっかり見ながら、自分の力を信じて努力すればいつか必ず良い結果が出るということをくりかえし伝えることだけでした。 とは言うものの、確証もない励ましがこの子にどれだけの意味を持つかを想像するとやるせない気分になりました。 質問です。
“Our educational system teaches us that our worthiness as students is based on our grades or test scores. “ “Whatever the cause, for many of us our self-worth is tied to our accomplishments and possessions. As soon as we fail or lose approval, we experience low self-worth. “ Adia Gooden (2020) 私たちの教育システムでは、生徒としての価値は成績の評定やテストの点数で決まると教えられています。原因が何であれ、私たちの多くは自己価値を達成感や所有物と結びつけています。失敗したり、他から認められることを失ったりすると、すぐに自己価値が低くなります。 今日出会った5年生の女の子のself-esteem 自尊心やself-worth 自己価値感は、もしかするとかなり低いのかもしれません。そのような危険的な状態の子どもたちはどの教室にもいる可能性があります。どうすれば救うことができるでしょうか。 たとえば、5段階評価の最低の評定は出さない、落第点や不合格は出さないという規則を作るのはどうでしょうか。そうすると、子どもたちが一定の成果をあげないのは教師の責任でもあるという認識が生まれるのではないでしょうか。もっとも規則がなくても教師の責任であるのは明確なことですが。
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Author萩原 伸郎 Archives
8月 2024
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