Stockholmの信号のない交差点に白いコートを着た女性が立っていました。バスの運転手が気がついて横断歩道の手前で止まりました。女性は運転手に手を振りながらさわやかな笑顔を送りました。初めから終わりまで60秒に満たない瞬間の出来事ですが、その女性の仕種と表情は運転手、彼女自身、さらに傍観者の私にまで心の中にあたたかいあかりを灯しました。
Positive Psychologyの最近の研究から、身の回りの出来事や人々に感謝することで幸福感が増すという結果が出ています。そして日々目にする他人の小さな善意を振り返ることを続けていると感謝することが習慣となり、より良い自分を創り出すことにつながるのだそうです。 質問です。
子どもたちが学習活動が終わって教室から出ていく時にさりげなく、けれども私の目をしっかり見つめてThank youと言うことがあります。その瞬間、その子どもと私は同等の関係になったような感覚を得ます。そして謙虚にその言葉を受けとめます。 先週から東京の高校生を学校に受け入れました。日曜日の夕方にホストファミリーにどんな様子か電話でたずねると、どの家庭からもすばらしい体験をする機会を得たことのお礼の言葉が返ってきました。 普段の週末の家事や雑用をせずに、土曜日も日曜日も盛り沢山の忙しい週末だったことは容易に想像がつきます。疲れを吹き飛ばすように感謝の気持ちを伝えてくるホストファミリーは、きっとたくさんの幸せを感じているのでしょう。そして私もあたたかい家庭や子どもたちと仕事ができる幸せを感じました。 昨日8年生の宗教のクラスを担当に代わって受け持ちました。課題の一つは次のような質問でした。What is some action we can take today to make sure people feel accepted and belong? “feel accepted and belong” の感覚が幸福感を生むのだと思います。日々このような問いかけを自分自身にしていこうと感じました。
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Author萩原 伸郎 Archives
10月 2024
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