完全なonline learningに移行した最初の1週間が終わります。計画の段階では気がつかなかったことや予想通りには進まなかったことなどが浮かびあがりました。
Google MeetやChatを各クラスの出欠を取る手段として選びましたが、だらだらとした会話を助長し、しかも出欠を取るのに予想外の時間がかかることが1日目に判明しました。Google Meetを活用して説明などを同時配信する方法を選んだ教員がいる一方で、要点をまとめた短い動画を制作してそれを中心に学習活動を始めたり発展させたりすることの優位性と必要性を感じている教員も多くいます。さらに、Google Classroomなどのplatformがよく機能していると感じている教員とまったく使えないと感じている教員に分かれました。 明かなことは、教室でお互いが顔を合わせて学習する環境の中でおこなってきた教育活動をそのままonlineでも継続しようとすることには無理があるということです。ある教員の意見です。 “Students may be digital natives but they are not native to learning how to learn online.” 質問です。
冷静に考えれば当然のことなのですが、既存の学校教育制度、教育内容 (Curriculum) 、方法は、そこに人が集まることを前提として学校という物理的な環境が造られ、実践されてきたのです。それらをonline learningへ平行移動させようとしたこと自体が誤りだったということに気がつきました。 2020年に予定されていた行事も特別活動もすべてが削ぎ取られると、残ったのは学ぶことと教えることです。教育の真髄だけが残り、ついにそれぞれの目の前に立ちはだかったという印象を受けます。私たちの本質的な仕事に集中できる機会がやって来たことに一種の喜びと興奮を感じます。 人々がそれぞれの家庭に籠ってこのPandemicをやり過ごしている最中、歩道や道に面した窓に “Stay Safe” などの言葉や虹の絵が描かれていたり、teddy bearなどが置かれたりしてお互いを励ましあう行動が見られるようになりました。私たちは困難を通して成長することに気がつく時でもあります。昨日収録した私たちの学校の神父様のmessageにもそのことが述べられています。
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Author萩原 伸郎 Archives
12月 2024
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