昨日読んだある人のblogに ”Learning from our students” について述べられている部分がありました。偶然にもそのことを感じていた矢先でした。先週は9年生のChallenge Based Learningを通して子どもたちから学んだことがたくさんあったからです。
今年のCBLでは一人ひとりに$20を資本金として貸出し、それぞれが社会的に意義のあるStart-upを始めるという起業活動を主課題にしています。先週はその中の特出した2グループと密接に関わることになりました。共通していることは、どちらも今日的な地球規模の問題を解決するべき課題としてとらえていますが、自分たちの生活の中で実現可能な方法を見つけ出して起業している点です。 2グループのもう一つの共通点は、リーダーを除いた他のメンバーの貢献度や作業量、責任感は非常に低いということです。言葉を替えると頼りにならないメンバーばかりという状態です。それでも両グループのリーダーは否定的なことは一言も口にせず、メンバーを励まし手綱をしっかりとって起業を成功に導いています。 質問です。
そのリーダーたちはグループ中で役を正式に決めたわけではなく、ただ作業をしているうちにそうなったわけです。メンバーへの不満を感じていないということはないと思いますが、活動の価値を感じ、成功への強い意欲があるので努力を続けているのだと思います。 Patrick Lencioniは著作の中で理想的なteam playerの条件として3つの要素をあげています。 ① Smart 良い人間関係をつくる賢さ ② Hungry 満足せずに次を追い求める姿勢 ③ Humble 謙虚さ 彼らは14歳にしてその3つの要素を身につけていると感じました。 多くのグループが順調に起業に進まない理由は、reserchやmarketingなどの専門的な知識や能力が不足していることよりも、上の3要素のような「生活力」が要因であることが多いように感じています。
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Author萩原 伸郎 Archives
8月 2024
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