学校の図書館の雑誌棚に『暮しの手帖』を見つけました。目次の後に花森安治さんの言葉がありました。
「どんなに みじめな気持ちでいるときでも つつましい おしゃれ心を失わないでいよう かなしい明け暮れを過ごしているときこそ きよらかな おしゃれ心に灯を点けよう。」 COVIDに翻弄されている毎日でもつつましく、きよらかな「挑戦する心意気」「行動する意欲」を持つ人々がいます。今週は9年生の3人が標準服を作る案を持ってきました。その長短をあげ、調べ上げて準備したPresentationでした。11年生の4人組は日本のGender Gapについて話し合うOnline Forumの計画案について伝えてくれました。プロのトランペット奏者としても活躍する音楽の先生は、練習中や演奏中に楽器を支える補助器を開発し製品化したことを話してくれました。(それらのわくわくする話を聞き流すだけではもったいないので、後でPodcastにして配信する了解ももらいました。) 質問です。
Duckworth教授のGrit “根性、根気” (2017)の中に私たちの行動のもとにある目標・目的について興味深い解説があります。 If in the course of asking yourself these “Why?” questions your answers is simply “Just because!” then you know you’ve gotten to the top of a goal hierarchy. The top-level goal is not a means to any other end. It is, instead, an end in itself. Some psychologists like to call this an “ultimate concern.” Myself, I think of this top-level goal as a compass that gives direction and meaning to all the goals below it. 「なぜそうするの」を自問するとあなたの答えは単に「だってそうしなければ」になります。 それは、いくつもの目標の最上位に到達したことになります。最上位の目標は、他の目標を達成するための手段ではありません。それ自体が目的です。心理学者によっては、これを「究極の関心」と呼びます。 私自身、この最上位の目標は、その下にあるすべての目標に方向性と意味を与える羅針盤だと思います。 「今自分がしなければ誰がするのか」という意識や責任感を持つ人は、世の中の不安要素には関わりなくやるべきことをやり続けるという単純な道理です。
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Author萩原 伸郎 Archives
12月 2024
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