Innovationの定義と方法について考える時、基準にしていることがあります。
Organisations usually talk more about innovation than about creativity and there is a distinction between the two. In practice, a culture of innovation depends on cultivating three processes, each of which is related to the others. The first is imagination: the ability to bring to mind events and ideas that are not present to our senses. The second is creativity: the process of having original ideas that have value. The third is innovation: the process of putting original ideas into practice. Ken Robinson (2011) Out of Our Minds 私たちが意識していない事柄や考えを導き出す能力、価値のある独自の考えを持つ過程、そしてその独自の考えを具現化する過程、「想像、創造、革新」という連続的な思考と行動の発展過程を通してこれまでにない新しい物事を生み出すことができるという考えです。 質問です。
Ken Robinson の論述では"imagination"は"ability”能力という言葉を使っていますが、"creativity”と"innovation”は "process”過程と説明しています。想像は身につける能力であるということ、一方の創造や革新を可能にするものは能力というよりはむしろ過程であるという考え方が明確になっています。 この考え方は彼が英政府の諮問委員会の座長としてまとめた提言の中にもあらわれています。 On this basis we will develop our view that creativity is possible in all areas of human activity and that everyone has creative capacities. All Our Future: Creativity, Culture and Education (1999) 見えないものを見る、あるいは感じとる感性を研ぎ澄ます努力をすることで想像力はさらに豊かになるということ。そして私たち一人ひとりに特有の知性が備わっていること。能力や知性の評価は多元的であるべきだということ。現実の教育や学校はReformではなくInnovationが必要であるという主張。まさに21世紀のRenaissanceだと感じていました。 Sir Ken Robinson の次の出版物やTED Talkを楽しみにしていましたが、残念です。
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Author萩原 伸郎 Archives
10月 2024
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