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edamame

19/10/2016

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試してみたい Café restaurant があるから行ってみようという息子の誘いにのって、日曜日にのぞいてみました。白と水色が基調のさわやかな店の窓際のtableで、渡されたmenuに珍しい英語を見つけました。

Sushi、teriyaki などはすでに堂々と英語の顔をしています。Panko も最近仲間入りをはたしました。Menu にあったのは“edamame”でした。ある料理の説明で edamame をあしらって盛り付けをしているというものでした。日本食人気もここまで来たかと感じながら、しばらく考えを巡らしました。

このmenuを書いた人、おそらく料理長か支配人は、
① 日本人客や日本に長期間住んだことのある客、相当日本食に精通している客以外はedamameが何であるかは知らないという事実を認識している。
② 店の料理の独創性や創造性を示すために意図的に大衆が未知の言葉を使用した。
③ edamameという言葉をmenuに見つけた客の反応を予測している。(反応1:店員に意味を尋ねる、反応2:Googleなどで自分で調べる、反応3:とりわけ気にしない。)

Café restaurantのmenuでの出来事ですが、ひるがえって「教える」とか「学ぶ」ことの本質的な意味を含蓄しているように感じました。詳しく説明しないことは一見傲慢な振る舞いとも受けとめられますが、果たしてそうでしょうか。人間の思考力や感覚・感性は、丁寧な説明がないことで鍛えられ研ぎすまされるのではないか、という仮説が頭の中で盛りあがってきます。さらに、情報通信機器が常に身の回りにある私たちの生活環境では、「調べる」作業は誰かに尋ねることよりも速くて正確でしょう。必要性が高いもの、興味・関心が高いものを自分の意志で知ろうとすることを「主体的な学習」と呼んでも良いように思います。

教師としての日常の行動を考察してみましょう。
① 「教える」行為が「教え込み」や「答えをあたえること」になっていないか。
② 教師が教えている時の生徒の頭は一体どんな働きをしているのか。
③ そもそも教師の「教える」行為が必要か。
④ 教師の行為が生徒たちの「できること」の範囲を狭めていないか。
⑤ 教師主導の「教える」行為に取って代わるべき学習者中心の知的作業は何か。
​

料理が運ばれてきました。白いお皿の上に散りばめられた一粒ごとのedamameの鮮やかな緑と艶やかさは、sauceの色にも沈まずに存在感を出しています。edamameの斬新な使い方です。さっぱりとした味も新感覚でした。
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    Noburo Hagiwara

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