先週小さなwinがありました。来年から12年生の選択科目にひとつ新しいものを加えることになりました。これは科目というよりも時間と言った方が適切です。Courseraを窓口に世界中の大学が提供する講座から自分の興味と関心のあるものを自由に選んで学ぶというものです。
2年前にCourseraを通して学び始めた時に、内容に引き込まれていくと同時に、時間にも場所にも経済的な理由にも制約を受けない新しい学び方に、後期中等教育・高等教育の選択肢を直感しました。学ぶ側だけでなく大学も雇用者もこの潮流に着目しています。 欧州、特に北欧の後期中等教育の現場で子どもたちが自分の学びたいことを主体的に学んでいる様子を見続けたことも確信につながりました。これらの学校の教室は大学受験科目を履修させる風景とは対極にあります。 質問です。
AmazonのCEO、 Jeff Bezosは2016年に出資者に向けて出した文書の中で企業として持つべき4つの重要な習慣について述べています。1 customer obsession 消費者中心主義、 2 a skeptical view of proxies 数値への懐疑的視点、3 the eager adoption of external trends 世界動向の積極的な採用、4 high-velocity decision making 迅速な決定。 とりわけ「迅速な決定」に関してBezosは disagree and commit 反対しながらも協働することと説明しています。前述の私たちの学校の決定を例にとると、校長は提案に反対でした。2回目の協議で反対の立場は同じでしたが青信号を出しました。 反対ながらも協働という例で、もうひとつ。以前から様々な課題のある全校朝会をonlineに換えることを提案していましたが、来週の始めにVirtual Assemblyをすることになりました。そもそもCOVID-19の落し子ですが、こちらの方も継続しそうです。
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Author萩原 伸郎 Archives
12月 2024
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