12月は1年の幕引きと同時に、学校の年度末でもあります。私たちの学校では子どもたち、保護者、様々な関係者を招待して1年間の教育活動を振り返るAwards Nightを開催します。今年も教科や活動で最高位を獲得した7年生から12年生の子どもたちに、総計で257の賞を授与しました。単純に計算すると、全校生徒の約23%が賞をもらったことになります。
とりわけ、教科にかかわる賞は数値の結果で受賞者を判定する方法をとってきましたが、数値にはあらわれないけれども弛まずに努力を続けて成長している子どもたちや、学校や地域にすばらしい貢献をしている子どもたちにも賞をあげることができるように、新しい賞と選抜方法を設定する試みを続けています。 2時間を超える儀式とentertainmentの複合体を創りあげることにたくさんの教職員を巻き込み、労力と時間を注ぎ込みますが、子どもたちや保護者に「晴れ舞台」を提供することに大きな意義を感じます。 質問です。
皆で個人や集団の成功や努力を讃え合う習慣は大切な学校文化の一つだと思います。丁寧に培っていきたいと思います。 Awards Nightに先立って、日曜日の朝、校長たちと病院に向かいました。数学の科目で最高位をとった11年生が期末試験直後に脳腫瘍があることが判明して、急遽手術をすることになりました。彼の病室に賞状を届けに行ったのです。家族や親戚の方々が見守る中で、彼は精一杯の表情をつくり言葉を絞り出しました。2月の新学期までには化学療法も終えて、第1日目から元気に復帰することを宣言しました。 病室を出る際に、お母さんがこらえきれずに涙を流すと、校長の顔も涙で濡れていました。
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Author萩原 伸郎 Archives
10月 2024
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