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All labour has dignity

20/2/2021

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Pandemicの最中、勧告や規定に反して海外に移動しようとすると様々な関所を通らなければなりません。そのうちのひとつの関所では出国の72時間前以内に発行されたCOVIDの陰性証明書を提示しなければなりません。

PCR検査の予約は18日の14時でした。思いのほか苦痛の伴う検査を終え、結果はmailとmessageで送られてくることを涙目で聞きながら診察室を出ました。陰性の結果は19日早朝4時過ぎに届きました。誰か見知らぬ人が夜を徹して仕事をしていたのです。

質問です。
  1. 自分のする仕事や作業の受け手が見える場合(職種)と見えない場合(職種)があります。仮に受け手が見えないとしても、仕事への強い意欲や使命感、高い道徳意識を持って仕事を遂行する人々の中には何があるのでしょうか。 
  2. 学校の先生方の仕事は明らかに受け手が見えます。仕事の行き先が見えることで一層努力するきっかけになる場合とその逆に妥協や馴れ合いを生む例があると思います。その分かれ道を決定づける要素は何でしょうか。

Michael Sandel教授は近著 The Tyranny of Merit の中で現代の能力主義社会の歪みを論理的に幅広く証明し、読者の中にある醜い潜在意識を揺さぶります。同名のTED Talkの中でKing牧師が暗殺される少し前の発言からの引用がありました。 
"The person who picks up our garbage is, in the final analysis, as significant as the physician, for if he doesn't do his job, diseases are rampant. All labour has dignity." 

「ごみを拾う清掃員(の仕事)は医師と同等の重要性があります。なぜなら、もしその仕事を怠れば病気が蔓延するからです。すべての仕事に尊厳があります。」

取り上げた報道機関は少なかったようですが、2月18日に全世界のCOVID感染者数が前の週と比較して16%減少したというWHOの発表がありあました。

長い暗闇の中で一条の光が差し込んできたことを感じさせるNewsの裏には、数えきれない人々の仕事があったことは明らかです。そして私たちは尊い仕事をする人々を常に意識する必要があるでしょう。The Guardian紙の編集委員の今週の言葉を借りると、
“They give us hope and make us more likely to take positive action ourselves. Though there might be a lack of drama, danger and jeopardy, things going right can be just as newsworthy as things going wrong.” ​

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    萩原   伸郎

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