先週の金曜日に全校の水泳大会がありました。日本の学校の水泳大会と比較するとすべての点で異なると思います。7月下旬のAthletics Carnival (運動会)も同様にまったく異なります。どのように異なるのか、Digest版をご覧ください。
質問です。
水泳大会中子どもたちの様子を撮影しながらたくさんの子どもたちと対話をする機会がありました。ある場所でそこにいた10年生と座って雑談をしました。数分後立ち上がった際に、私の肩から下げていたバッグが地面に落ちていたチューイングガムにくっついてしまいました。バッグに糸を引いてのびたガムを見た瞬間、一人がとっさに素手でバッグからガムを取り始めました。あまりの素早さに私も含めて周りの子どもたちはただその行為を見るだけでした。 彼は自分の手をガムだらけにしながら、私のバッグを「救って」くれました。 先週は子どもたちの行動に感動した日がもう一日ありました。私たちの縦割りのホームルームにこの新学期から編入してきた10年生がいます。新学年が始まって一週間目に彼女のお母さんが事故で突然他界されてしまいました。 受け入れがたい悲しい知らせに、縦割りのホームルームのメンバーが何ができるのかを考えて、月曜日の放課後に調理室に集まりました。そして大量の「夜ごはん」や「デザート」を作り始めました。 カレーやスパゲティー、ピザなどできあがるごとに容器に入れて冷凍しました。お父さんとホームルームメイト、彼女の妹さんの3人家族には数日楽しむことのできるたっぷりの量を作りあげました。水曜日の放課後にご家族にお贈りして一つのmissionをやり遂げました。 お金や物をあげて弔意をあらわすのも一つの手段ですが、自分たちの時間と労働に弔意を込めて、気持ちと顔の見える援助をした子どもたちに心から敬服しました。このような子だもたちが大人になった時、世の中はもっと幸せになると確信しました。
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Author萩原 伸郎 Archives
10月 2024
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