先日Year 4の子どもたちが体験入学で私たちの学校にやってきました。その昔、小学校1年生から6年生まで担任をしたという経験を確実に意識してその日の子どもたちとの活動を考え準備をしました。
「日本」や「日本文化」に関連した問題を各グループが競い合うクイズ形式の活動をすることにしました。20~25問の「ワクワクする」であろう問題を揃え、ホワイトボードにはグループごとの得点表も用意して子どもたちを迎えました。 万全に準備を整えたはずでしたが、質問は難しすぎ、得点表はYear 4の子どもたちが得点を書き込むには位置が高すぎて背伸びをしても届きませんでした。自信満々で準備したはずの活動としてはお粗末な失態です。 質問です。
4年生の子どもたちがクイズの質問を進めていく中で手助けをしてくれたのは、当日各グループに割り振られた8年生のリーダーたちでした。質問の意味を説明したり、グループの得点をホワイトボードの表に記入するのを助けたり、ごく自然に援助してくれました。 8年生のリーダーたちとは日常的に触れ合っているので気心は知れた間柄です。リーダーたちがMr Hagiwaraが準備した活動は問題だらけだと感じたかどうかはわかりませんが、来校した子どもたちが楽しんでくれることを第一議に、私の粗相を補い、1日を取り仕切ってくれました。リーダーたちは私の思慮不足な点を認識して、それを補う方法を考え主体的に行動してくれたのでした。 この日の出来事は、子どもたちの前では私は完璧ではないと再認識する機会になりました。間違えだらけの自分をさらけ出すと、子どもたちはどのように行動するかということを見る機会にもなりました。学校や教室で長い年月仕事をしてきましたが、今でも子どもたちに育ててもらっていることを感じます。 Lifelong learning ということが最近頻繁に言及されていますが、謙虚な気持ちを持つことから始まるのかも知れません。
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Author萩原 伸郎 Archives
12月 2024
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