7月最終週から始まったSemester 2では、8年生の選択科目のGame Design & Development, Graphic Technology, Photography & Photoshop を担当しています。それらの教室の一人ひとりに、紙片を渡して担当の私に自分のことについて知ってほしいことを2点書いてもらいました。
好きなこと得意なことなどは一般的な情報ですが、子どもたちとつながるきっかけを与えてくれます。さらに、自分の内面に関することについて書いてくれた子どもたちもたくさんいました。それらの記述の内容は、このような機会がなければ私が知る可能性の極めて低いものです。 私を信用して「秘密」を書いてくれたことに感謝すると共に、このささやかな作業をしてもらって良かったとつくづく思いました。 質問です。
子どもたちの返答を読んで予想に反したことは、ICTに直結する選択科目ですが、technologyやcomputerが嫌いと伝えてきた子どもたちが約2割いたことです。そして、たくさんの課題を与えられた時、提出締め切りが迫っている時に気持ちがとても不安定になると伝えてきた子どもたちも約2割いました。子どもたちの情緒の不安定性は全世界的な、とりわけ先進国では重要な課題になっています。 なるほど、そうなんですか。と受けとめてその子どもたちにも達成感、充足感をたっぷりと味わってもらえるような学習内容と方法を用意しようと思います。これがまさに専門職の腕の見せどころだとは思いつつ、まずは毎時間後に感想や反応を拾いあげていこうと思っています。 ところで、短い期間でも私たちの学校を訪れる子どもたちとも接点を持つことを心がけています。当然のことながら、うまくいく場合と努力してもなかなかつながらないことがあります。2週間前に訪れた日本からの中学生とは良い関係を築くことに成功した感があります。いろいろな場で私に話しかけてきたり質問をしてきたりする良い徴候が見られたからです。 彼らがつぶやいた質問はホームステイでの体験や学校での観察に基づくものですが、興味深い点がたくさんありました。次回にご紹介したいと思います。
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Author萩原 伸郎 Archives
8月 2024
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