学期末の成績が子どもたちに渡される時期になりました。そして、様々な感情が行き交います。それは一般的に結果を渡される子どもたちの方のようです。渡す方の先生方には仕事の一区切りを終えた時点の自己評価の習慣があるのでしょうか。
厳しい表現に聞こえるかもしれませんが、担当のクラスの中に5段階評価の一番下の評定を受ける子どもがいた場合、それは自分の教師としての専門性、学習の方法と内容、子どもとの人間関係などの要素において問題があったからだという認識があるのかどうか。 さらに、双方にとって喜ばしくない結果になる前に、子どもや保護者と状況や善後策を話し合う機会を持ったのかどうか。 質問です。
教える人、評価する人が同一であることの弊害は日本の学校教育に深い問題の根を張っています。そして個人としても学校としても評価についての研究が不足しているので、たくさんの悪習が無反省のまま存在しています。 その根本的な問題として、子どもを中心に置くという教育観とその実践にはまだほど遠いという現実があります。 In a differentiated classroom, the teacher is the leader; like all effective leaders, she attends closely to her followers and involves them thoroughly in the journey. Together, teacher and students plan, set goals, monitor progress, analyse successes and failures, and seek to multiply successes and learn from failures. Some decisions apply to the class as a whole. Others are specific to an individual. Carol Ann Tomlinson (2014) The Differentiated Classroom 「先生と生徒が共に計画を立て、目標を設定し、進捗状況を確認し、成功と失敗を分析し、成功を重ね、失敗から学ぶことを目指します。」 そうして粘り強さや根気・根性、成長思考を育んでいくのだと思います。 Grit depends on a different kind of hope. It rests on the expectation that our own efforts can improve our future. Angela Duckworth (2017) Grit 「根気・根性は、異なった種類の希望に基づいています。それは、自分自身の努力によって未来が良くなるという期待にもとづいています。」
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Author萩原 伸郎 Archives
8月 2024
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