関東地方で大雪が降って帰宅時の交通機関が混乱した日、遅めの夕食を宿泊先の近くのラーメン屋ですませることにしました。厨房に向かい合う席をとって注文をすると、受けたのは中国系の店員でした。しばらくして隣に座って餃子定食と生ビールを注文したお客はインド系の人でした。外の雪とは裏腹に何か温かいものを感じました。
新学期が始まった先週の木曜日、Kolbe Collegeに東京から高校生がやってきました。課題解決型学習Challenge Based Learningで代表に選ばれた二組です。翌日の金曜日からKolbe College のCBLのclassで成果を発表してもらいました。そして今日は最後の発表の機会でした。回を重ねるごとに表情も豊かになり自然に話しかけるように発表しています。iPadに載っている原稿を読むことはなくなり、短時間のうちに二組の発表はまったく別のものになりました。 すべてをやりとげた後の振り返りの時間に、東京の高校生から技術的なことを達成した喜びの感想が次々にあがりました。今回の経験のすべてから何を感じとったのかという質問に換えると、輝くような言葉が出てきました。そのひとつ、「みんな同じ人間なんだなと実感しました」。雪の日のラーメン屋でふと感じたことと共通しています。 質問です。 ① 学習活動の振り返りを形式ではなく本質的な意味のあるものにするために、教師が考えるべきことは何でしょうか。 ② 表面には見えない、出てこない、子どもたちの努力や苦心を、教師はどうやって見つけだせば良いでしょう。 「失敗しないと分からない事がある」「わからないことはちゃんと聞く」「あらゆる場面で、自分の思いや行動を深く考え直す」「常に様々な事から刺激を受けてそれを自分のものにすること」などのかけがえのないお土産を持ち帰ってもらえそうです。 Kolbe Collegeの生徒たちからも良い感想が出ています。充実した時間を共有した証です。
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Author萩原 伸郎 Archives
12月 2024
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