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Vision for Learning

28/3/2026

 
​多くの学校コミュニティが、存在理由の認識と教育活動の基本理念をもとに策定したビジョンは、Vision for Learning、Learner Profile、Portrait of a Graduateなどの名称でホームページや教室に掲載されています。これらは、子どもたちが人生や将来の学び・キャリアで成功するために必要な、従来の学業成績を超えた包括的で持続的な能力や資質(Competencies)を定義するものです。Australiaの私立学校では時間と予算をかけて作成するのが一般的でどの学校にもその成果物があります。2023年に訪問したHelsinkiの公立学校では、すべての教室にTransversal Competencesという標題でポスターが掲示されていました。

この一連の作業は、これまでの学校の歩みや成果、現在の課題、中長期的な戦略や展望をもとに、超現実的でありながら哲学的な深い考察が要求される過程です。完成した時の充足感や達成感は大きいものですが、実際はそれから先の方が重要でたいへんであることを見落としている場合が多いように感じます。

"As Norwalk continues its Portrait of a Graduate journey, we have found that explicit instruction matters. When competencies are taught intentionally, aligned with the curriculum, and reinforced through consistent instructional routines, the Portrait moves from an aspirational vision to something students experience every day in classrooms.”Abby Benedetto and Kimberly Erickson (2026) Lever 2 for Deeper PoG Implementation: Teaching the Skills Behind the Portrait, Getting Smart 


「ノーウォーク地区の学校が「卒業生の姿」プロジェクトを推進する中で、私たちは明確な指導がいかに重要であるかを実感してきました。掲げている能力を意図的に指導し、カリキュラムと整合させ、一貫した指導の習慣を通じて定着させることで、「卒業生の姿」は単なる理想像から、生徒たちが教室で日々体験するものへと変わっていくのです。」


質問です。
① お勤めの学校やお子様が通われている学校は、抽象的な教育目標ではなく具体的な能力や資質を学校運営や教育活動のビジョンとして学校のコミュニティーに共有しているでしょうか。それらは学習活動や行事などを通して子どもたちに育んでいく姿勢や過程があると認識されていますか。
② 教師として、大人として、いわゆる21世紀の社会に必要とされる能力や資質をどのように育み、鍛えられていますか。その過程の中で自己評価の成功基準は何でしょうか。


現実の教室で目の前にいる子どもたちの中に、ここで取り上げているCompetencies 能力や資質を十分に獲得しているかどうかその事実を見出すのはむずかしいと感じています。私たちは実像のないふわふわとした雰囲気の中で希望的観測を拠り所に、根拠のない自己評価に満足しているように思います。

Critical Thinking、Communication、Collaborationなど、具体的なスキルの獲得を一つひとつの場面で指導していかなければ、子どもたちにそれらの不可欠な能力を習得してもらうことは不可能に近いのではないでしょうか。とりわけ、Australiaの学校では待ったなしの状況です。ここで必然的に表出する課題は、それらのCompetenciesをどのように評価するか、そしてどうやって子どもたちや保護者に伝えるかという次のレベルの未解決課題です。

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    Author

    萩原   伸郎

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