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Creative flow

13/7/2025

 
研究者のRuben Puenteduraが学習活動にテクノロジーが活用される際の概念的段階をSAMR model (Substitution, Augmentation, Modification, and Redefinition) として発表したのは2010年でした。当時学校現場で急速に導入され始めていたICT機器の活用によって提供される学習活動を分析した際に、それが従前の活動内容と比較してどのような発展性があるかを評価する基準になりました。2016年にPuentedura氏がPerthに来られた際に開催されたワークショップでは、各段階はそれぞれに適切なもので、SAMR modelは学習活動の良し悪しを決める道具ではないと話されていました。


けれども実際の教室で子どもたちがICT機器を使ってしていること、その活動はSAMR modelの段階が上がるごとに学びの楽しさや深さも向上するという正比例の関係にあります。そして、ひとり1台の環境が整った現在、多くの教室で見られることは、ノートとえん筆による作業がLaptopとGoogle Docによる作業に代替 Substitution されているだけということも事実でしょう。


AIの活用についてはどうでしょうか。SAMR model を応用してAI活用のレベルを分析してみるとどんなことに気がつくでしょうか。


質問です。
① 日本のテレビ局ではニュースをAI自動音声が読みあげる方法が採用されていますが、このレベルのAI活用にどのような価値と意味があるでしょうか。
② AIの活用によって生産性を上げる効果がありますが、学校ではどのような場面でそれが可能でしょうか。またAIの役割を「回答者」から「発問者」に変換して活用することは可能でしょうか。どのような場で実現することができるでしょうか。


AIを活用する時、人間の創造力や様々な知的能力との関わりが常に問われます。教室でのICT機器の活用の際に考察したように、AI活用についてもSAMR model の代替、拡張、修正、再定義のどのレベルにあたるのか、どうすれば価値のある活用が可能になるのかという思考と試行を続けることは主体的な利用者になるために必要な過程でしょう。Design Thinkingを研究し実践するd.schoolの教員がAIの活用について次のように述べています。


"New tools don't erase human creativity. But they do rearrange it. And it takes time for people to figure out the new human choices that are possible with a new medium. So, new mediums mimic old mediums. That continues until people figure out the “grammar”and possibilities of the new. As of early 2025, people are trying to use AI largely to copy the old. And that's okay. We have to start somewhere. But it's good to get curious and experiment in ways that go beyond trying to replicate and automate things that have already been done." Glenn Fajardo (2025) d.school, Stanford University


「人々はこれまでのやり方をそのまま続けるためにAIを使おうとしています。 それも良いでしょう。私たちはどこかで始めなければならないから。しかし、好奇心を持ち、すでに行われていることを複製し自動化しようとする以上の方法で実験するのは良いことです。」


そして次のような質問を投げかけています。


"Can we use AI not just to generate things, but to deepen our own creative flow? What if AI could help us stretch our choices, sharpen our attention, and expand the space where human creativity happens?" Glenn Fajardo (2025) 


私たち自身の創造的な取り組みを一層深めるために、AIをどのように使えば良いのか考えていきたいと思います。
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    萩原   伸郎

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